不快な感情:無理矢理もみ消すよりもよい方法

不安や怒り、自尊心の傷つきなどはイヤな感情ですが、
無理矢理もみ消すという対応では、
処理できないモヤモヤが残って、
つらい状態がかえって長引いたりしてしまいます。

感情的な不快が生じたときは、
「ああ、自分はいまこういう風に感じているんだな
(不安なんだな、怒っているんだな…等)」と、
ありのままの気持ちの動きに気づくことが、まず大切です。

感情には、自分の心の中の動きや、周囲の状況を
自分がどう受け取ったかを知らせてくれる
サイン(信号)としての役割があります。

そのサインにそのまま気づき、
何がイヤだったのか、
本当はどうしたかったのか(されたかったのか)が
見えてくることで、
かえって気持ちが落ち着いてきたり、
自分が楽になるためにどう対応していけば良いのかが
見えてきたりするでしょう。

ひとりで考えあぐねてしまうときは、
話せそうな相手に話しながら考えてみることも、
とても有効です。

(心理士 清見)

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