先日、ネットを見ていて著者の没後時間が経ち、
著作権上の問題のなくなった作品を自由に読めるサイトを偶然見つけました。
ふとどれかひとつ読んでみようと思い、新美南吉の
「ごん狐」をいう物語を読んでみました。
自分にとっては、子どもの頃の教科書にも載っていたお馴染みの物語で
自分の他にも、懐かしく思い出す方、ご存知の方も多いかもしれません。
改めて読み直すと、大人になってから読むから気付くちょっとした再発見や
子どもの頃の記憶のズレを楽しめる、面白い読書体験でした。
ごん狐が撃たれてしまったあと、「青い煙が、まだ筒口から細く出ていました。」
の一文で物語りは終わるのですが、何だか映画のラストシーン
にでもありそうな情景描写だなとちょっと驚いてしまいました。
子どもの頃読んだ物語などをたまに読み直してみるのも楽しいものですね。
心理士 清見