頼む、断る

頼む、断るというコミュニケーションが

苦手な方はたくさんおられます。

そもそも頼む、断るという交流の場面が、

個人差はあれど、

誰にとってもなかなか難しい場面

という性質を持っているとも言えるでしょう。

 

こういったことが特に苦手な方の場合、

まず困るのが職場での必要なやりとりで苦労するという状況が

考えられるかも知れません。

そういう場合、その状況を何とかしたいと願い、

気持ちを強く持って、ある日から急に

頼む、断るといったことに抵抗がない人のように

しっかりと振る舞おうとしても、

数日は良くても、

だんだんとまた億劫感、抵抗感が増して、

なかなか上手く続かないことが多いものだと思われます。

 

まずは頼む、断るという状況で、

何がどうなることを恐れているのか、心配しているのかを整理し、

自分の気持ちに気づく(自分の気持ちの動きを自分で捉えている)

ことが大切でしょう。

そうしたうえで、どのように考えを変えてみれば

もう少し気楽に頼んだり断ったりできそうかイメージを膨らませ、

そのイメージにそって、

無理はせず1日1回程度、

頼む、断るという行動を取ってみるという手法が考えられます。

 

ある日から大きく変わろうとして無理な場合でも、

無理なくできる程度の小さな変化から始めてみれば、

小さな変化が次の小さな変化を呼び、

それがいくつか重なると、

思いのほか大きな、確実な変化につながっていくものです。

 

(心理士 清見)