不安な気持ちの静めかた~よい想像とわるい想像~

日常の生活の中で、どうしようもなく不安な気持ちに

さいなまれることはあるものです。

 

不安になったとき、わるい想像ばかりをしていると

ますます不安が止まらなくなりがちです。

かと言って、悪いことは考えないようにしようと、

何も考えないようにしたり、無理に良い方に考えようとしているだけでは、

やはり処理しきれない不安が、後から後から湧いてきます。

 

そういう場合の気持ちの静め方は、

個人差はあるものの、

まずは、想像できる限り起こり得そうな最も悪い状態を想像してみる方が、

いっそ不安や怖さの核心に直面して、

それ以上恐れるものはないという気持ちになれることが多いように思います。

自分で「そうか、結局自分はこういう状態になることを恐れていたんだな」と

気持ちを整理できて、

そしてその最も悪い状態になっても、それでも首の皮一枚は残りそうだ等…、

気持ちをまとめることができるとずいぶん落ち着くものです。

 

そして最後に、少し良い方の、まずまずなんとか上手く行っている状態をイメージをして、

それから考えるのを終えるようにすると、さらに気持ちは落ち着くでしょう。

 

これだけで100%、効果てきめんに不安が消えてなくなる…

とは言えないかもしれません。

しかし、むき出しの不安に、何らかのケアとなる考え方があるというだけでも

ずいぶんと違ってくるように思います。

不安を静める際の、何かのヒントにしてくだされば…と思います。

 

(心理士 清見)