まず自分の気持ちに「気づく」ことから

カウンセリングとは何かの困りごとを解決するためのものですが、

その困りごとには「ままならない自分の気持ちや行動をどう変化させればよいか」というニュアンスが

含まれていることがほとんどだと思います。

例えば周囲の人とうちとけて交流できない、つい怒り過ぎてしまう、あがり症、やる気がでない、

身体的なストレス症状が出ている…etc

こういった困りごとは、「ままならない自分の気持ちや行動をどう変化させればよいか」という性質のものだと

整理することができるでしょう。

ところでこの「ままならない自分の気持ちや行動」をどうにかしたいと思った際、

「絶対にこういう行動はもう止めよう」と強く自分に言い聞かせてこれからは頑張ろうとしても、

まさにままならぬもので、なかなか上手くは行かないものです。

そこにはやはり少し気持ちを落ち着けて、

「何がどうなってこういう気持ちや反応になっているのか」と自分の気持ちを振り返り、

「そうか、こういう気持ちの動きになっていたのか」と自分で気づく(自己理解&自己受容が深まる)過程を

踏まえることが非常に大切です。

やはり多くの場合、その気持ちに気づけたからこそそれを扱える、こだわりすぎず乗り越えられる、

行動がマヒせず対処を始められると言えるからです。

こういう「気づき」の過程を、込み入った心理的問題においても自分一人で行うことはなかなか難しいものですが、

そこを共同作業で丁寧に適切に行っていくことがカウンセラーとしての専門性だと考えています。

(心理士 清見)