カウンセリングで秘密を語るということ

カウンセリングで語られる内容は、

やはり他では語りにくい

秘密の内容である場合が多いものです。

 

(秘密と言っても

知られると実際に社会的にまずいという内容では

必ずしもなくて、

ただ心情的にこの件に関しては誰にも傷つけられずに

ゆっくり考えたいという秘密である場合が

多いとは思いますが…)。

 

人それぞれではありますが、

カウンセリングが進んで行くにしたがって、

秘密だった悩みごとを

相談に来られたご本人が

生活の中で自分から少しずつ周りの人に

話すようになることがあります。

 

これは誰にも話せないと思っていた悩みごとが、

カウンセリングの中で整理され、考えにまとまりが出て来るにしたがって、

日常生活の中で語りやすいものになって行くことによるものと思います。

こうして「秘密だけど大切な話」というものを

カウンセラーとだけでなく、

日常の中でも共有できる人ができるようになると、

そのことによってもよりよい方向への気持ちの変化、行動の変化、

対人関係の変化が加速して行きます。

 

なおかつカウンセリングでもしっかりと

専門的な対話を続けていけば、

よい変化はより確実なものとなるでしょう。

 

秘密だった悩みごとが

まとまりを持ち、形をなし、

誰かと話し合いやすいものになることによって、

「大切な何かを語り合う」という関係を周囲と持ちやすくなる…。

カウンセリングの効果は、

こうしたところにもあると言えます。

 

(※もちろんカウンセリングが深まって来たからと言って、

自分の困りごとの内容を誰かに話すようになる人ばかりではありません。

そこはそれぞれの方がご自分に合ったペースの行動を取ることが

いちばん大切でしょう)。

 

心理士 清見